個人年金保険はいくら積み立てするのがベスト?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】
2020/12/10
愛知を中心に東海地域で活動しているファインシャルプランナーの前田です。
今年もあと20日です。
本日はボーナス支給がある方は待ちに待った1日ですね。
先日、あるFPさんから質問を頂いたことについてお伝えします。
質問内容は
ある保険会社の個人年金保険に月払い15万円積み立てしている。
15万円もやるほど魅力的な商品なのでしょうか?
お話を伺うと、
ニーズとしては老後積立ということでした。
FPさんには
15万円も個人年金保険で積み立てするのは勿体ない。
個人年金保険は月1万円の積立だけで十分です。
とお伝えしました。
お客様の考えは
預金やっていても、利息ない。
個人年金保険でやっていたほうが将来増える。
という考えだと思われます。
しかし私は個人年金保険は
1万円を超える積み立ては勿体ないと考えます。
なぜ1万円だけで良いのか?
1万円の積立だけすれば、
けっして老後の資金が十分足りるとは違います。
個人年金保険を加入する目的は
老後の資金を確保することです。
多ければ多いほど今使えるお金は減るけど、
老後の資金は貯まります。
1万円で良い理由は、
「個人年金保険は年金控除額が満額取れるまで」
とお伝えしています。
年金控除の満額は年間8万円以上の保険料は一律4万円の控除になります。
年間8万円であれば、
月で6,667円となります。
一番は年間8万円で個人年金に加入することですが、
保険会社の最低契約金額が月1万円程度になっていることが多いです。
そういう理由から
月1万円がベストだとお伝えしています。
個人年金保険も預金と同じように、
低金利です。
外貨商品もありますが、
長期運用で外貨建て債券を購入することになり、
為替リスクがあります。
保険での積み立てのデメリットは流動性が悪いことです。
つまりは資産の移動がしにくい。
老後資産の確保であるならば、
別の方法も取り入れていくべきです。
別枠で控除も使えたりもします。
個人年金保険は月1万円以上やらない。
これは収入が高い人も、低い人も同じ考え方になりますので、
今加入している方は減額等も視野にいれて、これからの計画を組み立てみてください。
月1万円を超える個人年金保険の提案は
お客様のことを考えた提案ではありません。