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住宅ローンは「変動」と「固定」どっちがいい? FPが教える金利の本質と選び方

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住宅ローンは「変動」と「固定」どっちがいい? FPが教える金利の本質と選び方

住宅ローンは「変動」と「固定」どっちがいい? FPが教える金利の本質と選び方

2026/05/23

住宅ローンは変動と固定どっちがいい?FPが教える金利の選び方

住宅ローンは「変動」と「固定」どっちがいい?
FPが教える金利の本質と選び方

「変動と固定、どっちがお得ですか?」これは30代の住宅購入を検討されている方から最も多い質問のひとつです。実は「どちらが正解」という答えはなく、ご自身の家計の性格で選ぶのが正しいのです。今回は金利の仕組みから、あなたに合った選び方まで丁寧に解説します。

① まず結論:正解は「家計の性格」で決まる

FP からの結論
変動・固定どちらが正解ではなく、
金利の動きを理解したうえで、自分の収入と支出のバランスを
想像できるかどうかが、住宅ローン選びの本質です。

住宅ローンは数千万円・数十年にわたる大きな契約です。「周りが変動にしていたから」「銀行に勧められたから」という理由だけで選ぶのは危険です。まずは金利の性質をしっかり理解することが、後悔しない選択につながります。

② 金利はなぜ動くのか?景気との関係

金利と景気には密接な関係があります。シンプルにまとめると次の通りです。

📈
景気が良いとき → 金利は上がる

企業の業績が伸び、給料が上がり、物が売れて物価も上昇。お金の需要が高まるため金利が上がりやすくなります。

📉
景気が悪いとき → 金利は下がる

企業が投資を控え、給料も伸びず、消費が冷え込む。お金の流通を促すために金利が引き下げられやすくなります。

🏠
金利上昇が家計に与える影響

返済額が増えるだけでなく、企業コスト増→物価上昇→生活支出増と、家計全体が圧迫される可能性があります。

⚠ ここが重要:金利上昇は住宅ローンだけの問題ではない
金利が上がると返済額が増えるだけでなく、日常生活のコスト(食費・光熱費・車のローンなど)も上がりやすくなります。「返済額が上がっても何とかなる」ではなく、家計全体でシミュレーションすることが不可欠です。

③ 変動金利と固定金利を徹底比較

比較ポイント 変動金利 固定金利
金利水準 低い
返済額が軽い
やや高め
安心料として考える
返済額 金利上昇で増える可能性あり
不確定要素がある
借入期間中ずっと変わらない
家計管理がしやすい
繰上げ返済 しやすい
余剰資金を活用できる
手数料がかかる場合あり
商品による
金利上昇リスク 自分で負う
返済額増加リスクあり
金融機関が負う
上昇しても返済額は変わらない
向いている人 収入が安定・貯蓄に余裕がある
金利動向を把握できる方
教育費のピークが来る
返済額の変動が不安な方

変動金利の「5年ルール・125%ルール」とは?

変動金利には、返済額が急激に増えないよう2つの保護ルールがあります。ただし、これは元本の減り方に影響するという点を理解しておく必要があります。

5年ルール

返済額は5年間変わらない

  • 金利が上がっても5年間は返済額据え置き
  • 急な家計の圧迫を防ぐ安全弁
  • 5年ごとに返済額が見直される
⚠ 注意点

利息だけが増えて元本が減らない

  • 返済額は変わらなくても利息が優先
  • 元本がなかなか減らない状態になる
  • 125%ルールで増額幅は抑えられるが上限あり

④ 変動と固定、総返済額はどう変わる?

借入3,000万円・35年返済:金利別 月々返済額の比較
※概算シミュレーションです。実際の返済額は金融機関・金利条件によって異なります。
変動金利(参考値) 固定金利(参考値) 変動・金利上昇後(仮定)
変動0.5%:約7.8万円、固定1.8%:約9.6万円、変動上昇2.5%:約10.7万円
📌 「今は変動が安い」は今の話
現時点では変動金利の方が月々の返済は軽くなります。ただし金利が2%台に上昇した場合、固定を上回る返済額になることも。重要なのは今の返済額ではなく、将来も返せるかどうかです。

⑤ あなたはどちら向き?タイプ別診断

📊 変動金利が向いている方

  • 収入が安定していて増加傾向にある
  • 貯蓄・緊急予備資金に余裕がある
  • 繰上げ返済を積極的に活用したい
  • 金利動向を定期的にチェックできる
  • 金利上昇リスクを自分で管理できる

🛡 固定金利が向いている方

  • これから教育費のピークが来る
  • 返済額が変わると精神的にストレス
  • 共働きで家計を安定させたい
  • 収入の変動リスクがある(自営業など)
  • 長期で家計計画を立てたい

⑥ 実際のご相談事例から学ぶ

😰
事例① 変動を選んで後悔したケース

月々の返済を抑えたくて変動金利を選んだご夫婦。子どもの習い事費用や車の買い替えが重なった時期に、金利上昇のニュースが続きました。返済額はルール上すぐには変わらなかったものの、「もし上がったら…」という不安が毎月続き、精神的なストレスが家計管理の妨げになってしまいました。

😊
事例② 固定を選んで安心したケース

40代・教育費のピークを控えたご家庭。返済額が変わらない安心感を優先して固定金利を選択。金利は変動より少し高めでしたが、「毎月これだけ返せばいい」という明確さが家計管理をシンプルにし、精神的なゆとりにもつながりました。子どもの進学時期にも冷静に家計を管理できたとのことです。

まとめ
  • 変動・固定に正解はない。「家計の性格」と「リスク許容度」で選ぶのが正解。
  • 金利は景気と連動する。金利上昇は住宅ローンだけでなく生活コスト全体に影響する。
  • 変動の5年ルール・125%ルールは安全弁だが、元本が減らなくなるリスクに注意。
  • 教育費のピーク・共働き・収入変動リスクがある方は固定の安心感が家計を守る。
  • 「今の返済額」ではなく「将来も返せるか」を軸に選ぶことが本質。

本記事はStand.fm「陽先生のお金ラボ」の内容をもとに作成しています。記載の数値・制度は作成時点のものです。最新情報はご相談時にご確認ください。

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