NYダウに新しく採用された銘柄について考える③【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】
2020/09/16
NYダウの採用銘柄について考える③ ~ハネウェル・インターナショナル~
NYダウの分散に期待
愛知県を中心に東海地域で活動しているファインシャルプランナーの前田です。
全3回に渡ってNYダウに新しく採用された3銘柄についてお伝えしています。
今回は最後でハネウェル・インターナショナルについてお伝えします。
※以下ハネウェルとお伝えします
前2回と違ってハネウェルは若返りをする企業ではありません。
ハネウェルは1886年に創業している歴史が長い会社です。
ではなぜ、ハネウェルがNYダウに採用になったのか?
ハネウェルと変更になったのはレイセオン・テクノロジーズです。
レイセオン・テクノロジーズの産業は米国防衛関連でした。
ミサイルの開発、製造をする企業でしたが、同じくNYダウに採用されていた、
ユナイテッドテクノロジーズが同社と合併して新会社レイセオンとなりました。
ユナイテッドテクノロジーズは航空機エンジンの開発、生産がメインであり、
レイセオンの株価はボーイングと同じような動きをするようになりました。
するとNYダウの30銘柄でもいろんな業種を組み入れて分散したほうが、安定しますので、
レイセオンを外して新しくハネウェルが採用されたと考えることが妥当です。
ハネウェルも同じ製造業ですが、
メイン産業は「電子制御システム」となり、防衛や航空機産業とは違っています。
この10年ぐらいでIoT分野が拡大してきたことに合わせて、
電子制御システムの必要性が増してきました。
株価も直近10年で3倍強上昇をしています。
これからさらにインターネットとモノがつながるような時代になります。
同じ業種でも作っていることが違うことにより、
今後の必要性とNYダウの分散効果が期待できる銘柄入替だと考えることができます。
NYダウは今年の高値と比べると100%回復していません。
直近では米国大統領選があり株価の変動リスクはありますが、
資産形成で考える時には今後の企業成長が続くのかと考えていくことです。
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