マンションの火災保険で気をつけたいこと④【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】
2020/11/04
洗面台は建物?家財?どっちで補償する?
どんな時でも万全な準備を!
愛知を中心に東海地域で活動するファインシャルプランナーの前田です。
今回は実際に合った事例でお伝えします。
お客様で自宅の洗面台が割れてしまいました。
なぜ割れたのか?
化粧品のビンを滑って落としてしまいました。
この洗面台は火災保険で補償されるのでしょうか?
全ての火災保険で補償される訳ではありません。
補償は「破損・汚損補償」になります。
破損は「あっ、やっちゃた!」を補償してくれます。
例えば、模様替えで家具を動かしていたら、
滑ってドアを壊してしまったなどもあります。
破損は全ての火災保険についている訳ではありません。
ネット系の保険会社ではつけれないこともありますし、
大手の代理店でも付帯することを推奨しないこともあります。
推奨していない理由は
お客様からの請求が多くなると手間だと考えているからです。
しかし、消費者から考えればとても有難い補償なのです。
今回の洗面台の補償も破損補償で賄うことが出来ます。
あとは洗面台が建物なのか、家財道具なのかで、
破損補償が付帯されていても対象外になることです。
建物補償は住宅ローンの関係から補償されています。
家財については、自由付帯になっていますので、
加入していない方もしばしばいらっしゃいます。
洗面台はさて、建物なのでしょうか?
家財になるのでしょうか?
正解は「建物」になります。
定義としては最初からついているものは建物です。
賃貸で言えば、洗面台は最初からついています。
洗面台は賃借人の物ではなくて、大家さんの物です。
先日もキッチンはどちらですか?
と質問いただきました。
キッチンも建物です。
洗面台の話に戻りますが、
洗面台が割れたのは建物の破損になります。
割れた洗面台は丸ごと交換になりましたので、
結構な金額になりました。
保険にしっかりと入っていて
救われた事例です。
マンションの火災保険は10年で10万円ぐらいですので、
とても助かったとおっしゃっていました。
多くの方が正しいの保険の入り方に気づいていません。
納得した補償で納得した金額で加入を考えましょう。