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オリンピック後の不動産価格はどうなるのか?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】

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オリンピック後の不動産価格はどうなるのか?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】

オリンピック後の不動産価格はどうなるのか?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】

2021/07/27

愛知を中心に東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーの前田です。

梅雨明けもして、これから本格的な暑さになります。

 

東京オリンピックも間もなく開催されるようになります。

1年延期や異例ばかりのオリンピック開催となりましたが、明るい話題で盛り上がれことは嬉しいですね。

 

投資の世界では世間一般的にはオリンピックを1つのターゲットとして、経済の盛り上がりを考えていました。

不動産業界では「オリンピックまでは不動産価格の上昇が期待できる」といううたい文句で販売されてきたこともあります。

 

それではオリンピック後に不動産価格は下落してしまうのでしょうか?

今後の見解について私なりに簡単にお伝えさせていただきます。

 

私はオリンピック後も不動産価格は上昇すると考えています。

その理由は以下の3つです。

 

1)東京の人口増がまだまだ続くこと

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、東京の人口増はこれからも続きます。

東京の人口は2030年までに2020年対比で150万人増が考えられています。

 

150万人ですから1つの政令指定都市分ぐらいの人口が10年に掛けて増えることになります。

ちなみに名古屋市の人口は約230万人になります。

 

コロナの影響により、東京都心ではなくて郊外へ移住する需要というのは上がっていると思われますが、人口増はこれからも続きます。

人口が増えるということは不動産ニーズがあり、不動産価格を下支えすると考えられます。

 

2)オリンピック開催でのインフラ投資

東京オリンピック開催が決まった2013年から東京ではインフラ投資が盛んになってきました。

前回の東京オリンピック開催時に造られた、首都高などは老朽化が進んでおり、修復が必要となってきていました。

 

首都高をはじめとした、道路、鉄道、港、空港なども修復されました。

また今は外国からの人は少なくなっていますが、訪日外国人の増加がアフターコロナ後は戻ってくることでしょう。

東京という街が外国人にも優しくするには、英語表記や中国表記の看板を作ることは必要でした。

 

こういった街としての魅力が以前よりも高まっています。

世界都市ランキングでは東京は3位となりました。

ロンドンもオリンピック開催後の2012年以降の方が街の魅力が増して、都市ランキング1位を獲得しています。

 

オリンピック開催により思い切ってインフラ投資をすることが出来たことは今後の不動産価格の維持、上昇に良い影響を与えそうです。

 

3)外国資本からの投資

最後に世界の機関投資家からの資金流入が大きいということです。

資産運用として世界の投資家が日本の不動産は割安だと考えられています。

 

運用対象として非常に魅力があるように見えています。

私たちからすれば都心のマンション価格の平均が6000万円を超えてずいぶんと価格上昇してしまったイメージですが、私たちは過去や国内不動産としか比べていないから高く感じてしまいます。

 

ただし世界の投資家から見れば、これでも東京の不動産価格は割安なのです。

一般社団法人不動産価格研究所によると、国際不動産価格マンション(ハイクラス)価格は東京を100とした場合

香港は204、ロンドンは180、上海126、北京105となっています。

(2021年4月調査)

 

海外から見た日本という視点で立つと、魅力ある街でありながら、不動産価格が割安な日本の不動産はまだまだニーズはあると考えられます。

 

マーケットは基本的に実態経済よりも先だって動いていきます。

オリンピック後の価格は既に織り込んでいると考えています。

 

今後も急上昇とはいかないでしょうが、安定的な成長は考えられると思われます。

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