なぜコロナショックでは円高にならないのか?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】

ご予約はこちら

なぜコロナショックでは円高にならないのか?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】

なぜコロナショックでは円高にならないのか?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】

2020/09/18

コロナショックでなぜ円高にならないのか?

1ドル=80円の時代はまた来るのか

愛知県を中心に東海地域で活動しているファインシャルプランナーの前田です。

 

コロナショックで株価が暴落し始めた2月末ぐらいから半年になります。

半年で当時の株価にまで戻ってきたタイミングもありました。

 

為替は2020年3月9日に1ドル=102.4円をつけましたが以降は戻りこの半年大体105円~107円ぐらいの間を行き来している状況になっています。

前回の大きな経済危機は「リーマンショック」です。

その後の円高のイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 

2011年東日本大震災の後、1ドル=75円になり過去最高記録の円高になりました。

どこまで円高が進むのであろうか?

 

当時の私は外資系保険会社に入社して、1~2年目で

外貨預金、外貨保険などは円高で積み立て金が少なくすむこともあり、かなりの需要があったのを覚えています。

 

では今回のコロナショックで円高には何故ならないのか?

 

これは中央銀行の金融政策から分かります。

リーマンショックは2008年にアメリカで起きた出来事です。

株価が実際に下がり始めたのは2007年のサブプライムローン問題が顕在化してきた頃からです。

 

当時はアメリカで起こったことなので、日本の中央銀行では日本への影響は少ないと考えていました。

がしかし、時が経つにつれて、アメリカで起こった金融不安がアメリカだけでなく、日本にもそして世界中に影響を与えることになりました。

 

アメリカはいち早く金融危機から脱出するために、アメリカの中央銀行であるFRBは量的緩和を実施しました。

量的緩和とはお金をたくさん刷り、世の中に出回るお金を増やすということです。

 

ドルがたくさん刷られたことにより、ドルの価値が下がることになります。

ドルの価値が下がるということはドル安円高を意味します。

 

日本経済は製造業を中心とした輸出で外貨を稼いでいます。

円高が意味するのは日本で100万円で作った自動車が1ドル=100円であれば、

アメリカで1万米ドルで販売されますが、1ドル80円になれば1万2500ドルで販売することになるので、

日本車は高いイメージとなり、アメリカ人から敬遠されることになり、

最終的には企業利益を下げることになりました。

 

日本の中央銀行である日本銀行は安倍政権発足後に大規模な金融緩和を行い、

日本でもお金をたくさん刷ることで、円の価値を下げて円安になっていったという歴史があります。

 

では今回のコロナショックでも同じように、アメリカは量的緩和をして市中に出回るお金の量を増やしているが、

なぜ円高にならないのか?

 

それは同じように日本銀行も量的緩和をして緊急事態を乗り切ろうとしているからです。

リーマンショック後に世界で経済回復が遅れた日本は取り残されていきました。

 

元々の震源地であったアメリカはいち早く回復して、次にヨーロッパも景気回復していきました。

今回のコロナも同じように世界の各中央銀行が量的緩和を行っているが、円高にならないのは日本も同じことをしているからなのです。

 

安部首相の次は菅首相も経済第一と考え、

同じように為替政策も引き継がれていくと予想されます。

 

黒田日銀総裁の任期もまだ2年半あり、

低金利、大規模な金融政策は引き続き続くでしょう。

 

為替は円高にはならないのは今の経済において唯一の救いかもしれません。

経済・景気の関連記事はこちら

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。