コロナの経済的影響はこれから?【愛知のファイナンシャルプランナーがお伝えするお金の話】
2020/09/29
コロナの経済的な影響はこれから!
冬のストーブ代は夏に用意して、夏のバカンス代は冬に用意する
愛知県を中心に東海地域で活動しているファイナンシャルプランナーの前田です。
新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は
ピークの時と比べても大きく下がっている訳ではありません。
コロナの実態というのが、
なんとなく分かってきたこと、ワクチンの開発の期待感から
経済の回復は進みつつあります。
しかし我々個人個人の経済的な影響は
これからだと私は思っています。
経済データから考えてみます
4月~6月のGDP成長率は-28%で年間換算すると-7%でした。
日本の名目GDPは約550兆円です。
500兆円の-7%は38.5兆円になり、
GDPに占める個人消費の割合は5割~6割ですので、
コロナの影響で19兆円~23兆円程度の個人消費が無くなったという計算になります。
この個人消費回復の為に、
政府は定額給付金で国民1人あたり10万円を配りました。
国民全体にすると12兆円規模になります。
ただ定額給付金の使い道として、
一時は家電の買い替えなど
消費に回っていることはありましたが、
一番多かったのが、預貯金です。
せっかく配った1人10万円も活きた
お金になっているかと疑問に思います。
結局は個人消費が活発になってこないと
日本全体の経済成長が出来ないことにつながってきます。
そして関連して企業の売上、利益が上がらなければ、
みなさんのボーナスや給与に反映してくるところです。
2020年6月のボーナスまでは
コロナの影響はまだ微々たるものでしたが、
2020年冬のボーナスや2021年以降の収入には影響が出てきそうです。
コロナ感染症対策と経済の両立が必要だというのが、
時間差が出てくるところになるので、
難しい判断です。
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