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2024年は火災保険料の値上げが平均13%

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2024年は火災保険料の値上げが平均13%

2024年は火災保険料の値上げが平均13%

2023/11/24

愛知県を中心に活動しているファイナンシャルプランナーの前田です。

 

引き続き物価が高騰していますね。

2023年だけでも2万5千点の食料品などが昨年よりも値上げまたは実質値上げをしているようです。

 

さらに追い打ちをかけるように、2024年は火災保険料が値上げされることになります。

昨今の自然災害の多発による保険料改定が始まりました。

 

平均して13%の値上げに踏み切るということですから、かなり大きな改定ではないでしょうか。

値上げの背景としては住宅の老朽化による事故が増えてきていることや、修理費用の高騰も関係しています。

 

住宅は新築住宅の方が比較的に設備、機能もよく事故が起こりにくいことになりますが、古い住宅は新築ほどの設備、機能がないため事故が起こりやすくなります。

物価上昇の余波は修理費用にも関係しています。木材価格の値上がり、人件費の増大は修理費用の高騰につながりました。

 

また今回の改定で一番大きなことは「水災料率における契約者間の保険料負担の公平性」になります。

水災料率はこれまでリスク判定が難しく全国一律となっていました。

料率を市町村単位で細分化することになります。

 

保険料負担の公平性とは?

例えばマンションの高層階に住む人たちにとっては水災リスクはほとんど無いことになります。

事故が起こりやすい地域の人たちの保険料を多くして負担を公平にするという試みとなります。

 

市町村ごとに保険料がもっとも安い1等地から保険料が高い5等地へと割り当てられます。

保険料が高い5等地は低い1等地と比べると最大1.2倍の差が出ることになります。

あなたの地域が何等地かきになるかたはこちらからお調べください↓

損害保険料算出機構水災地検索

 

因みに我々が住んでいる愛知県はどのように変わるのか?

M構造(マンションなど)

水準の改定のみで +13.7% 水災料率の細分化 +7.6%~23.6%

 

T構造(鉄骨、省令準耐火など)

水準改定のみで +14.8% 水災料率の細分化 +7.2%~27.2%

 

H構造(主に木造住宅)

水準改定のみで 8.9% 水災料率の細分化 +1.9%~20.6%


地域、構造によっては2割近い値上げとなり、かなりの負担増へとなります。

 

火災保険の契約は基本的には長期契約が多く、来年すぐに保険料の負担が上がるということではないかもしれませんが、今後の更新のタイミングでは大きな負担増へとなりそうです。

 

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